出荷停止について

 28日(木)に宮城県の肉牛が出荷停止になり色々な方々からご心配やら、お励ましを頂いております、またやっぱり危ないとの御認識をお持ちの方も大勢おられるかと思います。私たちはさま牛振興会では7月17日から自主的に出荷自粛しておりますし、県内の他の出荷団体も同じ頃、同様な措置を取っていますので、状況的には変化はありません。むしろ出荷停止を喜んでおります、何故なら自粛では何の補償も有りませんが、停止となると、国でも責任を認めたことで、補償や全頭検査を国の責任で実施してもらえるからです、むしろ遅いくらいでした。来週は岩手県でその他にも次々と出荷停止が発動されるはずです。生産者として早く国の責任で全頭検査をし、安心・安全な牛肉を皆様にお届けしたいのが私たちの願いです。 消費者の皆様も突然美味しい牛肉が食べられなくなりがっかりしている方もおります、子育て中のお母さんや食事や健康に気をつけておられる皆様には特に神経質になっております、大変迷惑な話ですね。でも私たちも被害者です!たまたま昨秋の天候不順で収穫されなかったワラが、原発事故後空から降ってきた放射能に汚染されそれをたまたま食べた牛が、暫定基準値500ベクレルを超えて移動停止や販売停止になりました(全部では有りません何割かの牛がそれを食べその何割かが暫定基準値を超えたのです)。私たちは日々コツコツと牛に餌を与え愛情をもって育てています、それが突然汚染されたワラを食べさせた!、汚染された牛肉を出荷した!と連日マスコミに報道され大変頭に来ています!愛情を持って育てている牛に毒を食べさせますか?それは自分の子供に毒を食べさせると同じ事です!私たち生産者も被害者なんです。それだけは誤解しないで下さい。